トリガーポイントの見つけ方
自分の筋肉を触ってみることで、トリガーポイントを見つけることができます。セルフチェックで自分の症状を把握することができれば、適切な治療につなげられます。
下の図はトリガーポイントができやすい筋と関連痛を示したものです。押したときに強い痛みを感じる場所にトリガーポイントができている可能性があります。
斜角筋
腹直筋(一部)
小殿筋
肩こり、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、五十肩 (肩関節周囲炎)、上腕骨外上顆炎、手根管症候群、手関節腱鞘炎、ばね指、膝関節痛、筋膜性腰痛 ほか
スポーツなどの運動においても、投球障害肩、野球肘、テニス肘などでは、関連する筋にトリガーポイントができています。トリガーポイントが生じた筋では、筋出力の低下が起こります。筋出力が低下すると、手で持ったものを落としてしまったり、ふんばる力が入らなかったりするので、仕事・運動も含め動作のパフォーマンスが低下してしまいます。
単に調子が悪いせい、年齢のせいと思っていた症状も、詳しく調べることで原因がみつかり、治療によって改善できる可能性があります。
がんばる意欲があるのに、本来もっている力を発揮できないのは、とてももったいないことです。ぜひ、現在の自分の100パーセントの力を活用して、充実した生活を送りましょう。
セルフチェックでわかった痛みの場所についての情報のほかに、症状の原因になったこと、どのような時に痛くなるのか、症状の経過についての問診も診断・治療に必要です。
当院の問診票は診療案内のページからダウンロードできます。